要 旨
ジャカルタ市のクラマッ・ジャティ中央卸売市場内各店舗の規格面積を基準とした単位面積あたりの搬入可能量を推算するための「搬入許容量モデル」を提唱した。また、本モデルを同市場の平均日別搬入量データに適用して必要売場面積を推算した結果、2003年時点での卸売店舗面積は必要売場面積に対して約20%不足しており、これが荷積みスペースとして通路が利用される根本原因となっていることが分かった。
2002年に開始された同市場の再整備事業の実施により、再整備後は2003年の年間総搬入量の115%まで許容可能であり、また従来通り荷積みスペースとして通路が利用された場合には150%増まで許容可能であることが明らかとなった。しかしながら、同市場の敷地面積では卸売業者数の倍増計画に対応することは困難であり、取扱品目の選択を含めた青果物流通方式の合理化に向けた抜本的改善が必要と考えられた。キーワード: クラマッ・ジャティ中央卸売市場、再整備事業、搬入許容量モデル、必要売場面積、青果物流通