農業施設38巻2号
2007.9、117〜126
論文:

携帯用近赤外線分光装置を用いた樹上と収穫後のトマトの品質評価(英文)

クスミヤティ・秋永孝義・米盛重保・川崎聖司・田邊哲也

要 旨

 携帯用の近赤外装置でトマトの可溶性固形分、水分、色相を樹上と収穫後に測定して評価した。検量線モデルはできるだけローバーストなモデルを作るために冬作と夏作もデータを用いて製作した。検量線モデルは247個の試料データから無作為に抽出した122個のサンプル、予測には125個のデータを用いた。
 PLS回帰を用いた、収穫後のトマトの可溶性固形分、水分、色相についての検量線モデルの相関係数(R)とSECはそれぞれ0.95(O.26)、0.81(1.85)、0.94(3.32)であった。樹上と収穫後の冬作と夏作のトマトの可溶性固形分、水分、色相の検量線と予測値の間には正の線形関係が認められたが、相関係数に違いがあった。樹上のNIR測定技術は農家が希望する晶質の収穫時期を決めることができ、選別損失を減少させることができる。

キーワード: 近赤外分光、樹上、収穫後、季節、トマト


農業施設学会